私は小説「夏へのトンネル、さよならの出口」は好きで、アニメ映画化されることについてはとてもうれしいんですが、ネットでは公開前から声優に対する不安の声が挙がっています。
そして私も彼らと同じ気持ちを抱いています。
もちろん、アニメ化にしても実写化にしても原作を知っている勢を満足させるのは容易ではないというか、不可能に近いことだと思いますし、制作側ってほんとに大変だと思います。
ただ、大変だと思いつつもどうしても好きな作品のアニメ化にはどうしても期待してしまうもの。
そして期待には不安がつきものなのです。
好きな作品がアニメ化される際に一番の不安点として挙げられるのは、やっぱり声優さんのキャスティングですよね。
夏へのトンネル、さよならの出口の声優が不安?
そんなに贅沢は言っているつもりは無いんですが、演技力がある声優さんが主要キャラクターを演じてくれるだけでも世界観に入りやすくなりますし、感情移入しやすくなります。
かといって、あまりにも有名すぎる声優さんが演じると、その人が過去に演じたキャラクターのイメージが強すぎてそれがちょっと邪魔をしたりすることもあります。
さらに、演技力があって知名度がそこそこの声優さんが演じても、キャスティングのミスで「キャラクターと声が合っていない」と評価されることもあるし、
声優さんではなくて俳優さんが演じると、素人っぽいとか言われるし、
結局、アニメ化における声優のキャスティングって【何をやっても批判される】ということになるんですよね。
私を含め、視聴者はワガママなんです!
声優は下手でもキャラに合ってればいいしむしろ感情移入できる?
声優のキャスティングはどんな感じ?
アニメ映画「夏へのトンネル、さよならの出口の声優が不安?」の主なキャラクターの声優ですが、
主人公の「塔野カオル」役は俳優の鈴鹿央士さんが演じるんですが、彼にとっては今回が声優のデビュー作品となります。俳優さんとは言えアニメ映画の主役に選ばれるのは大抜擢といっても過言じゃないですね。もちろんある程度の演技力は備わっているはずなのでしっかり演じ切ることはできると思います。
ヒロインの「花城あんず」役も声優さんの経験が少しある、本業がモデルの飯豊まりえさんが演じます。YouTubeの予告映像を観た感じではかなり上手だったし、声もキャラクターに合っていると思いました。
主人公の友達「加賀翔平」役は畠中祐さんで、主役クラスだとうしおととらの主人公である蒼月潮を演じていますね!ヒロアカの上鳴電気も演じていて、元気でちょっとおバカなキャラクターを演じているので、「加賀翔平」にピッタリだと思いますね!
クラスメートの「川崎小春」役は小宮有紗さんです。女優も声優もこなすタレントさんですね。ラブライブ!サンシャイン!! の黒澤ダイヤの印象が強くて上品かつポン〇ツなキャラクターを演じていますが、予告映像での「川崎小春」は活き活きとしてパンチが効いていましたね!
クラスの担任の「浜本先生」は声優の照井春佳さんが演じます。主役級だと「結城友奈は勇者である」の主人公を演じていました。
主人公「カオルの父」は声優の小山力也さんが演じ、過去には文ストの福沢諭吉など、渋いキャラクターをされています。
主人公の妹である「塔野カレン」はタレントの小林星蘭さんです。
声優のキャスティングはぶっちゃけどうなの?
こうして改めて「夏へのトンネル、さよならの出口」の声優さんのキャスティングを見て、さらにYouTubeの予告映像を視聴すると、主人公の「塔野カオル」以外は普通に良いと思いますね。特にヒロインである「花城あんず」はかなり良かったと思います。
もちろん、主人公の「塔野カオル」の声も別に悪いとまでは思わないんですが、ちょっと色気が無さすぎるというか、もう少しプロっぽさを出してもいいかな、という印象を受けますね。
まあそこの加減ってめちゃくちゃ難しいので、観てる方は何とでも言えるっていうだけなんですけどね。
逆に「塔野カオル」役を演技力もあるプロの声優さんにまかせると、スムーズに世界観に入り込めるとは思いますが、リアリティという面では劣る気もします。
とくに今回の「夏へのトンネル、さよならの出口」って高校生の日常を描いている作品なので、ちょっと素人っぽくした方が身近な高校生の話として心にスッと入りやすくなることもありますもんね。
制作側ももちろんプロなのでその「素人っぽさ」を「塔野カオル」で表現したかったんじゃないかな、と私は勝手に想像していて、それが結果的に違和感として残ってしまったんじゃないかな、と。
YouTubeでも「塔野カオル」などの声に関しては早くも不安の声が挙がっています。
あ、素人っぽい男の声、これ、 受けつけない声質だ。
めっちゃ面白そうだと思ったけど声でダメだった…
主人公の声優下手すぎでしょ
ああ〜声があぁぁ…
下手くそだなおい!勘弁してくれ
引用:YouTubeコメント欄
実際は声とか気にしてない人が多数派の可能性もある
ただ、こういった批判的な意見が多数派なのか少数派なのかは、YouTubeのコメント欄だけでは判断ができません。
実際にYouTubeの動画を観てコメントをしたことがある人は、全体の20%ほどなので、コメント欄に辛辣なコメントが書いてあっても、「良い」と思っている人が多数派である可能性も高いです。
しかもこのアニメ映画「夏へのトンネル、さよならの出口」の予告映像の再生回数は2022年8月21日時点では約67万回なのに対しコメント数が97件です。
その中にはもちろん、
小説もすっごく面白かったし予告の作画も想像以上に綺麗。めっちゃ楽しみ
ガチで楽しみだわ
主人公の声も想像してた感じで最高
声、最高にフィットしてました。
引用:YouTubeコメント欄
などの声も挙がっています。
というか個人的には「声とか別に気にしない」という意見が多数派だと思っています。
実際に映画館に観に行ったら、映像や音楽など圧倒的な演出にドハマりして声のことなんてまったく気にならなくなることだってありますしね。
でも確実に言えることは原作である小説「夏へのトンネル、さよならの出口」は素晴らしい作品なので、アニメ映画も素晴らしくなるに決まっています!
観るときはもう頭を空っぽにして細かいことは気にせず、観たものをそのまま受け入れて楽しむのが一番いいと思いますね!
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